バルト海に面した美しい港町、リガ。昔から交易の要所として栄えてきたため、多文化が混ざり合う魅力的な都市です。その美しさは定評があり、「バルト海の真珠」と呼ばれているんですね。この歴史ある街を実際に歩いてみると、様々な文化の融合を肌で感じられますよ。
旧市街地の建築を散策してみる
世界遺産に登録されたリガの旧市街は、とてもコンパクトで地元の人々の生活感を身近に感じられます。12世紀にドイツ人によって作られた旧市街は、その後多くの国による統治を経験したため、様々な建築スタイルが混在しているのが特徴的ですね。
市庁舎広場を中心とした南側のエリアには、リガの代表的建築であるブラックヘッド・ギルドの会館や、街を一望できる聖ペテロ教会があります。北側の中心はリガ大聖堂のあるドゥアマ広場で、この北側により古い建築が集まっています。リガは昔から交易の要所であったため、こうした多文化の影響を建築からも読み取ることができるんです。
新市街のユーゲントシュティール建築を楽しんでみる
アールヌーボーの宝庫である新市街は、建築好きの方には本当にたまりません!19世紀後半から20世紀初頭に建てられた「ユーゲントシュティール建築」の美しいファサードは必見です。特にアルベルタ通りにある建築家エイゼンシュテインの独創的な建築は、思わず足を止めて見入ってしまいます。飲食店にはアメリカの影響も見られ、文化の多様性を感じられますね。
地元のマーケットを体験してみる
旧市街の市場は観光客向けですが、地元の人の日常を垣間見たいなら、リガの旧市街を囲む壁の外にある庶民のためのマーケットがおすすめです。刺繍や手編み製品などの素敵なクラフト作品に出会えますよ。
最近では、カルンツィエマ地区にカフェやギャラリーも出現し、旧ロシア風インテリアのカフェや共産党時代の雰囲気を残したクラブが流行の発信基地になっているんです。歴史の重層性を感じながら、現代的な文化も楽しめる貴重な場所ですね。
クリスマスマーケットを満喫してみる
リガの市庁舎広場では、毎年12月から1月にかけて素晴らしいクリスマスマーケットが開かれます。大聖堂をバックに煌めく巨大なクリスマスツリーの美しさは格別です。実は、リガが世界に先駆けてクリスマスツリーの飾り付けを始めた場所として知られているんですよ。冬の寒さも忘れるほど、ロマンチックな雰囲気を楽しめますね。
歌と踊りの祭典に参加してみる
5年に1度開催される「歌と踊りの祭典」は、ラトビア文化の真髄を体験できる貴重な機会です。期間中はラトビア全土から4万人以上ものパフォーマーが集まり、それぞれの地方の美しい民族衣装に身を包んで歌い踊ります。子どもによるユース部門もあり、世代を超えて文化が受け継がれていく様子に感動しますよ。歌の祭典は、リガ郊外の野外ステージで行われます。次回開催の際はぜひ足を運んでみてくださいね。
ラトビア観光の実践情報
📍 アクセス方法を確認してみる
日本からのアクセスは、フィンランド経由やドイツ経由で片道約15時間ほどです。直行便はありませんが、乗り継ぎ地でも観光を楽しめるので、旅程に組み込んでみるのも良いですね。
🌞 ベストシーズンを狙ってみる
旅行のベストシーズンは夏の6月から8月です。この時期は日照時間も長く、街歩きには最適な季節ですよ。白夜に近い明るさで、夜遅くまで観光を楽しめるのも魅力的です。
🛡️ 治安と言語事情を把握してみる
治安は良好で、安全に旅行を楽しめます。英語についてはバルト三国の中では最も通じやすい国です。広く普及しているとは言い難いですが、若者を中心に英語を話せる人も増えているので、基本的なコミュニケーションは取れるでしょう。簡単な挨拶をラトビア語で覚えていくと、より親しみを持って接してもらえますよ。