正直に言うと、以前はカナダを「アメリカの一部」のように思ってました(すみません)。しかし、去年その雄大な自然に触れてから、考えが180度急転換したんです。
高さ30メートルはある針葉樹の森、エメラルド色の湖…秘境にしか存在しないと思っていた景色がカナダにあったのです。今日は、カナダ・バンクーバーの見どころを紹介しますね。2、3日では回りきれないほどみどころ満載ですよ。
クイーンエリザベス公園でアフタヌーンティーを楽しんでみる
カナダ最初の市立植物園であるクイーンエリザベス公園。規模の大きさ以外に特別な点はありませんが、ここのカフェでイギリス式のアフタヌーンティーがいただけるんです。人生で初めて三段皿に載っているアフタヌーンティーを体験したので、ちょっと感動しました。観光の優先度としては低めですが、時間に余裕があれば立ち寄ってみてください。
グランビルアイランドで地元グルメを満喫してみる
造船業が衰退した後に再開発されたグランビルアイランドは、今では地元民憩いの場となっています。デリ、魚、お肉、青果などの食料品が並ぶパブリックマーケットで、フードコートで新鮮な食材を楽しんだり、地ビールも飲めるんですよ。雑貨屋、おもちゃ店、大道芸なども楽しめます。
ぜひトライしてほしい食べ物はこちらです:
- 新鮮なシーフード
- B.C.ロール(サーモンの皮が入ったお寿司)
- プーティーン(フライドポテトにグレイビーソースと粒状のチェダーチーズをかけたもの)
- メープルサーモン(サーモンにメープルシロップで下味をつけたもの)
- パイ&タルト(ピーカンパイ、ブルーベリーパイ、バタータルト)
バンフ国立公園でカナディアンロッキーを体感してみる
バンクーバーからレンタカーで9時間で行けるのが、カナディアンロッキーの玄関口であるバンフ国立公園です。どんな運動嫌いの人でも、ここに来たらハイキングしたくなりますよ。山頂までゆっくり歩いて1時間少々なので、東京の公園を想像したら大間違いです。
見渡す限りの山々、美しい湖、生き生きとした野生動物…日本では見たこともないスケールの自然を、安全なハイキングコースで楽しめます。敷地内のフェアモント バンフ スプリングスの展望デッキからは、360度の絶景を見渡せて、夕日が本当にきれいなんです。
キャピラノ吊橋でスリルを体験してみる
絶景とスリリングな体験を味わえるキャピラノ吊橋は、30階建ての高さにある吊り橋です。普通、こんな絶景に行くには車で4時間もかかるものですが、ここはバンクーバー市内から無料バスで30分というアクセスの良さが魅力ですね。
私は高所恐怖症なのですが、それほど怖くはなく、わざと揺らして楽しんでしまいました。小雨が降っていましたが、十分楽しめます。吊り橋を渡った先には散策路があり、まっすぐ伸びる針葉樹の間をターザンのようにくぐり抜けることができます。建築関係者として「これは良い木材がとれるな」と思わず見入ってしまいました(笑)。ちなみに、クリスマスの時期はイルミネーションがきれいだそうですよ。
レイク・ルイーズで「カナディアンロッキーの宝石」を見てみる
バンフ国立公園の見どころの一つが、エメラルド色をしたレイク・ルイーズです。水中に含まれる岩粉が原因でこの美しい色になり、「カナディアンロッキーの宝石」と呼ばれているんですね。春、夏、秋にはハイキングができ、特に秋の紅葉は本当に美しいです。冬はスキーやスノーボードも楽しめます。
できれば、レイク・ルイーズの湖畔に立つ「シャトー・レイク・ルイーズ」で一泊してみてください。朝の湖面の美しさは格別ですよ。
甘くて飲みやすいアイスワインを味わってみる
カナダ旅行で私がすっかり魅了されたのが、アイスワインです。最高に甘いぶどうを凍らせて水分を除去しているので、最高にフルーティーなワインになるんです。お酒が飲めない方でも、これは美味しいと感じるはずです。それ以降何回か飲んでいますが、やっぱりカナダ産が一番美味しいですね!
ホワイトホースでオーロラ観測に挑戦してみる
オーロラベルトの真下に位置する「ホワイトホース」では、オーロラ観賞ツアーが多数開催されています。オーロラが出るまで暖かい部屋やテントの中でリラックスして待てるなど、快適さも工夫されているんです。一般的には4泊くらい滞在して観測するのがおすすめですよ。
カナダ観光の基礎知識
アクセス方法
日本からバンクーバーへは直行便で約9時間です。時差を考慮しても、比較的アクセスしやすい立地ですね。
ベストシーズン
気温が20度前後で過ごしやすいのは6月から10月です。特に9月から10月は紅葉が美しく、おすすめの時期ですね。冬は寒いので、あまりおすすめしません。夏の日没は午後9時なので、長時間観光を楽しめるのも嬉しいポイントです。
治安と交通
治安は極めて良好ですが、人が集まるところでのスリや置引きには注意しましょう。高価な服装やアクセサリーの着用は避け、深夜のダウンタウンも避けた方が安心です。
バンクーバーでの交通網は非常に発達しています。地下鉄は数分おき、バスは15-30分おきに運行しているので、移動には困りませんよ。
宿泊エリア
人気の宿泊エリアと価格帯は以下の通りです:
- イエールタウン周辺:1万円〜4万円
- グランビルストリート周辺:5千円〜7万円
- ロブソンストリート周辺:6千円〜5万円
予算と立地を考慮して、最適なエリアを選んでくださいね。