ドイツの首都ベルリンは、激動の20世紀ヨーロッパ史の舞台となった街です。東西分裂、ベルリンの壁、そして統一まで、様々な歴史の痕跡が今も残っています。一見重いテーマに思えるかもしれませんが、実際に足を運んでみると、その歴史の深さと現代との調和が生み出す独特の魅力に心を奪われることでしょう。
ナチスドイツの暗く重いイメージを持つ方も多いかもしれませんが、だからこそ心に深く刻まれる体験ができる街なんですね。そんなベルリンには、歴史を肌で感じられる観光スポットがたくさんあります。今回は特におすすめの場所をご紹介しましょう!
6月17日通りを歩いてみる
1799年に建設されたベルリンの主要幹線道路です。第一次世界大戦時には軍事パレードが行われ、数十万人が集まったこともありました。ベルリンの戦いでは滑走路として利用されたという歴史もあるんですね。6月17日通りを散策すると、ブランデンブルク門、戦勝記念塔、ソビエト戦争記念碑など、重要な歴史スポットを効率よく巡ることができますよ。
ブランデンブルク門を見学してみる
ミッテ区にある、冷戦時代に東西ドイツを分断した象徴的な門です。紛れもなくベルリンのシンボルですね。今でも門を潜ると、東西で建造物の違いを感じることができます。近くにはスターバックスやカフェもありますので、歴史に思いを馳せながらゆっくり過ごすことができますよ。
ベルリンの壁を体感してみる
第二次大戦後に建てられた、あまりにも有名な壁です。90年代に壊されるシーンをテレビで見た方も多いのではないでしょうか?実は今も一部が保存されており、写真のようにモダンアートが描かれています。歴史の重みとアートの美しさを同時に感じられる、貴重なスポットです。
ユダヤ人博物館を訪れてみる
ドイツに住むユダヤ人の歴史を展示する博物館です。特にナチスドイツによって迫害された歴史は、現代アートのような手法で展示されており、深く考えさせられます。日本語ガイドも用意されていますので、歴史がお好きな方なら半日はじっくり見学できますね。
ベルリン大聖堂を探訪してみる
ミッテ区にあるホーエンツォレルン王家の記念教会です。ドーム屋根の迫力は圧巻ですよ!ぜひドームの外にある階段を登って、ベルリンの街並みを一望してみてください。ちなみに、ベルリン大聖堂がある博物館島界隈は、様々な博物館をはじめ、テレビ塔や赤の市庁舎など観光名所が目白押しなんです。一日かけてゆっくり散策するのがおすすめですね。
ベルリンの魅力は多岐にわたります。シュプレー川のクルーズは渋滞知らずで快適ですし、実はベネチアよりも橋が多いんですよ。Neue Nationalgarieなどの美術館、宮殿めぐりは日帰りツアーでも地下鉄でも簡単にアクセスできます。そして何より、需要と供給のバランスが絶妙で、美味しいビールがお手頃価格で楽しめるのも嬉しいポイントです。1907年創業の高級ホテルなど、歴史ある建物での宿泊体験も格別ですね。