ロシアの古都サンクトペテルブルクは、まさに「北のベニス」と呼ぶにふさわしい美しい水の都です。ピョートル大帝が西欧文化を取り入れて建設したこの街には、宮殿、美術館、教会など、見どころが数多く点在しています。今回は、サンクトペテルブルク観光で絶対に外せない5つのスポットをご紹介しますね。きっと、この美しい街の魅力に魅了されることでしょう!
バルト海に面するロシア第二の都市:サンクトペテルブルク。ここが「ロシアを現代へと導いた」と言っても過言ではありません。ピョートル大帝によって建設されたこの美しい都市には、見どころが盛りだくさんです。
ピョートル大帝の夏の宮殿を見学してみる
立面がなんと長さ325mもあるロココ調の宮殿です。ベルサイユ宮殿を模して建設されており、その豪華絢爛さは圧倒的。美しい庭園には数々の噴水がありますが、噴水が稼働しているのは例年9月末頃までとなっていますので、訪問時期にご注意くださいね。
世界三大博物館エルミタージュ美術館を探索してみる
パリのルーブル、ニューヨークのメトロポリタン美術館と並ぶ世界三大博物館の一つです。エカテリーナ2世が18世紀に冬の宮殿として建設したもので、当時のロシア全盛期の豪華さが随所に感じられます。
外装からインテリアまで豪華絢爛で、ロマノフ朝時代の財宝、ピカソ、マチスの初期作品やフランスの近代絵画、旧ソビエト連邦の国有美術品など、所蔵品の数はなんと380万点!そのため一度に展示できるのは5分の1ほどという規模の大きさです。
聖イサアク大聖堂で夕日鑑賞を楽しんでみる
世界最大級のロシア正教の教会です。高さ100mもある黄金のドームが目印で、土台造りだけで5年もかかったそうです。
大聖堂内の螺旋階段を上って地上46mにある展望台まで登れば、サンクトペテルブルクの街が360度見渡せます。ここから見える夕日は格別の美しさで、訪れる価値は十分にありますね!
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血の上の救世主教会の歴史を感じてみる
中世ロシア建築の影響を色濃く受けた美しいロシア正教会の聖堂です。名前が生々しいのは、皇帝遭難の地に建てられたからなんです。
1881年に皇帝アレクサンドル2世が爆弾テロで暗殺され、その後を継いだ息子アレクサンドル3世が、父を偲ぶために暗殺現場に建立したものです。教会内部の壁と天井を埋め尽くすように描かれた緻密なモザイク画は一見の価値があります。これだけ美しい場所が、第二次世界大戦中は野菜倉庫として使われていたというから驚きですね。
運河クルーズで水上散歩を満喫してみる
サンクトペテルブルクは川に沿って建設された水の都です。水上タクシーでのプライベートツアーから、1時間ほどでまわる観光クルーズ、ロシア料理を楽しみながら進むディナークルーズまで、様々な選択肢があります。
特におすすめは「グリボエードフ運河」の区間です。全長わずか5kmですが、血の上の救世主教会やカザン大聖堂など多くの観光名所が立ち並びます。その美しさは世界のどのクルーズにも負けないほどで、サンクトペテルブルク観光では外せないイベントと言えるでしょう。