ポルトガル・リスボンのおしゃれ観光スポット:坂を登ってスイーツを食べる?!

ヨーロッパの西端に位置するポルトガルの首都リスボン。大航海時代の栄光を今に伝える歴史的な街並みと、テージョ川沿いの美しい景観が魅力的な都市です。魔女の宅急便の舞台のモデルとしても知られ、海が見える坂の多い街として多くの旅行者を魅了しています。今回は、そんなリスボンの観光スポットを詳しくご紹介します。

大航海時代を制したポルトガル。フランシスコ・ザビエルがキリスト教を伝え、種子島に鉄砲を伝え、カステラを長崎に伝えたなど、日本にも大きな影響を与えた国なんですね。太平洋の名付け親も、実はポルトガル人探検家のマゼランなんです。マゼランは航海の途中で暴風雨に遭い、苦労の末のちに「マゼラン海峡」となる海峡を突破し、その先には大変静かな海が広がっていました。そこで「太平洋(Pacific Ocean)」と名付けたのです。

「てんぷら」や「シャボン玉」も、実はポルトガル語由来って知ってましたか?日本との繋がりの深さを感じますね。

現在のポルトガルは、イタリアのような有名ブランドもなければ、誰もが知る観光名所があるわけでもありません。どこか憂愁漂う、正直好き嫌いが分かれる国です。でも、それがまたポルトガルの魅力でもあるんですね。今日は、首都リスボンの観光スポットを詳しくご紹介しますよ。

海が見える町を散策してみる

リスボンの海が見える美しい街並み

魔女の宅急便のキキのように、海が見える町に住みたいと思ったことはありませんか?リスボンに来れば、その夢が現実になります。起伏の激しい地形で、坂を下りながら海が見えるんです!魔女の宅急便は世界中の都市を混ぜ合わせているそうですが、リスボンもその舞台の一つと言われているんですよ。実際に歩いてみると、その理由がよく分かります。

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朝のアルファーマ地区を散策してみる

朝のアルファーマ地区の美しい路地

リスボンの最大の目玉が『アルファーマ歩き』です。お昼は暑いので、早朝に行くのがおすすめですね。狭い路地に朝日が当たって、とても神秘的な雰囲気を楽しめます。アルファーマ地区は大航海時代、王族の居住地でしたが、1755年に起こった大地震と津波で85%の建物が倒壊してしまいました。今ある建物はその後に建てられたものなんです。

歩きが大変なら、トラムの28番でも回れます。リスボン市内の主な交通手段が、レトロな路面電車なんです。これでほとんどの観光スポットへ行けて、インテリアまでかなりレトロで素敵ですよ。

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Pastelariaでスイーツを頂いてみる

ポルトガルの美味しいパステラリア

アルファーマ地区の散策を終えたら、美味しいカフェで朝食を頂きませんか。ポルトガルはカステラやエッグタルトを生んだ国だけあって、お菓子は何を食べても美味しいんです!「Pastelaria」はパン屋さんという意味なので、見つけたら迷わず入りましょう。地元の人もよくここで朝食や午後のお茶を楽しんでいます。

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リスボン旧市街を高いところから見渡してみる

リスボン旧市街の美しいパノラマビュー

私のおすすめ、リスボン旧市街を見渡せるスポットは2つあります。

1つ目は「サンタ・ジュスタのリフト(Elevador de Santa Justa)」。上部がむき出しになっているユニークなエレベーターです。観光シーズン中は、午後には長蛇の列ができているので、午前中に行くのがおすすめです。夜もリフトがライトアップされて、なかなか綺麗ですよ。

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アルファーマ地区の絶景スポットを探してみる

アルファーマ地区の美しい景色

もう1つは高台にそびえる「サン・ジョルジェ城(Castelo de São Jorge)」。リスボンのオレンジ色の屋根を眼下に収められる絶好のスポットです。夜も開いているので、夜景を見に訪れるのもおすすめですね。このお城からの景色は、リスボン観光のハイライトと言えるでしょう。

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ロシオ広場から主要観光スポットを巡ってみる

リスボンの中心ロシオ広場

リスボンの中心にあるのが、ロシオ広場です。北にはリベルダーデ大通り(Av da Liberdade)、マルケス・デ・ポンバル広場(Praça do Marquês de Pombal)。西にはナイトライフの聖地バイロ・アルト(Bairro Alto)、南と東にはバイシャ・シアード(Baixa/Chiado)とアルファーマ(Alfama)など、主要観光スポットがこの周りに集結しています。効率よく回るなら、まずここから計画を立てましょう。

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バイシャ・ポンバリーナでショッピングしてみる

バイシャ・ポンバリーナのショッピングストリート

バイシャ・ポンバリーナは、1755年の大地震後に再建された美しいショッピングストリートです。平日はお店が立ち並び、週末には骨董市も開かれて賑わいを見せています。歩いているだけでも楽しめるエリアですね。

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リスボンの伝統的な街並みを満喫してみる

リスボンの伝統的な美しい街並み

リスボンの魅力は、このような伝統的な建物と現代的な要素が調和した街並みにあります。のんびりと歩きながら、ポルトガルらしい雰囲気を感じてみてくださいね。アズレージョ(装飾タイル)で飾られた建物も見どころの一つです。

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ベレン地区で大航海時代の栄光を体験してみる

ベレン地区の歴史的建造物

ベレン地区は、ヴァスコ・ダ・ガマがインド航路を発見するために出発した歴史ある地です。ベレンの塔、国立考古学博物館、ジェロニモス修道院、国立馬車博物館など、大航海時代を代表する建築が集まっています!

最大の見どころが、世界遺産「ジェロニモス修道院とベレンの塔」。大航海時代に東方貿易や植民地支配から得た巨万の富で建造されました。ジェロニモス修道院は、マニュエル様式の最高傑作と呼ばれ、建設に100年も要したとか。2007年にヨーロッパ連合設立を決めた「リスボン条約」が結ばれたのもここなんです。修道院は混んでいるので、ベレンの塔で共通チケットを購入すれば、列に並ばずに済みますよ。

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テージョ川沿いを散歩してみる

テージョ川沿いの美しい散歩道

お天気の良い日なら、テージョ川沿いをのんびり散歩しましょう。大きな公園もあり緑に癒されます。テージョ川には4月25日橋(Ponte 25 de Abril)という橋がかかっていますが、「どこかで見たことがある」と思った方もいるのでは?そうです。アメリカの「ゴールデンゲートブリッジ」と同じ会社が作っていたんです。

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フードコートでポルトガル料理を堪能してみる

メルカド・ダ・リベイラのフードコート

歩き疲れたら、フードコート「Mercado da Ribeira」へ。かなり大規模で、伝統ポルトガル料理から寿司まであります。しかもどれも安くて、美味しいんです!他の人が注文した料理を指差しでオーダーするのがいいでしょう。

ぜひ試したいのが、リスボンの郷土料理「イワシの塩焼き」、365日分の調理法があるという国民食のタラ。「バカリャウ・ア・ブラシュ」と呼ばれる干しダラと玉ねぎ、フライドポテトの卵とじ。肉系は豚が一般的で、ポルコ・ア・アレンテジャーナ(豚肉とアサリの炒め物)があります。おやつには日本でもおなじみのエッグタルトがおすすめ!

メイドインポルトガルの雑貨屋があるので、お土産探しもできるんです。

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ロシオ駅から汽車でシントラへ行ってみる

ロシオ駅の美しい駅舎

昔の王族の避暑地、シントラへは、ロシオ駅から汽車で40分です。ロシオ駅周辺に宿泊して、朝早く行けば、人混みを避けられますよ。駅舎自体も美しく、写真撮影スポットとしても人気です。

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ロカ岬で夕日を眺めてみる

ユーラシア大陸の最西端、ロカ岬。地中海性気候なので、冬でも緑が美しいんです!アクセスはリスボンから車で40分ほど。直通バスはないので、チャータータクシーがおすすめです!夕日の美しさは格別で、一生の思い出になりますよ。「ここに地果て、海始まる」という詩人カモンイスの詩碑もあります。

リスボン観光の基礎知識

日本からのアクセスを確認してみる
日本からはパリかロンドン経由で、乗り継ぎ含めて20時間ほどです。直行便はありませんが、乗り継ぎ地でも楽しめるので、それも旅の一部として楽しんでくださいね。

ベストの旅行シーズンを狙ってみる
「タブレイロスの祭り」「オビドスの中世市場」「赤いチョッキの祭り」などのお祭りがあり、気温が温かい春から秋がおすすめです。南ヨーロッパなので、夏は暑すぎることがあります。晩秋から春がおすすめのシーズンですね。この時期なら、歩き回るのにも最適な気候を楽しめますよ。

ポルトガルの主な観光都市

  • リスボン:ポルトガルの首都にして、人口第一の都市。主要観光スポットが集中する。
  • ポルト:港湾都市として栄え、ポルトガル第二の都市。大航海時代はポルトガルの海外進出の拠点。J.K.ローリングも英語教師として滞在していた。
  • シントラ:昔はポルトガル王族の避暑地。ロカ岬への拠点。