中国広西チワン族自治区に位置する桂林は、まるで墨絵のようなカルスト地形が広がる幻想的な世界として知られています。霧がかかると、さらに神秘的な雰囲気になり、外国人観光客にも大人気の絶景スポットとなっています。今回は、桂林の必見観光スポットと宿泊施設をご紹介します。
漓江下りを体験してみる
桂林で遊覧船による漓江下りをしないのは、京都で金閣寺を見ないようなもの。これは絶対に外せない体験ですね!桂林から陽朔まで約4時間かけてゆったりと川下りを楽しむのが一般的で、昼食も船上でいただけます。
岩山が見えては消え、反対側からまた迫ってきたと思ったらまた消える…この連続する絶景は本当に感動ものです。ただし、川の上は風が強いので、長袖は必須アイテムですよ。
Club Med(クラブメッド)に泊まってみる
クラブメッドをご存知でしょうか?宿泊費に食事代が含まれていて、レストランでは食べ放題、バーでは飲み放題という、とってもお得なシステム。さらにキッズクラブがあって子供の面倒を見てくれるので、お父さんお母さんにとって強い味方なんです。
そのクラブメッドの最新ホテルがここ桂林にあります。有料公園の中に建っているので、まさに山水画のような岩山と湖、そして美しい彫刻に囲まれて過ごせるんですよ。敷地はなんと東京ドーム10個分!ロッククライミングもできて、ホテル内だけで一日中楽しめます。漓江の川下りツアーもホテルが主催しているので便利ですね。
日本人スタッフは少ないですが、英語ネイティブスタッフは必ずいるので安心です。ちなみに、石垣島にもクラブメッドがあるので、まずはそちらで体験してみるのもおすすめです。
バンヤンツリーに滞在してみる
漓江下りで陽朔に到着したら、ぜひ「陽朔悦榕庄(バンヤンツリー)」で一泊してみてください。高級ホテルチェーンだけあって、お部屋の品質は申し分ありません。併設されている中華レストランも、なかなかの味わいですよ。
龍脊梯田を歩いてみる
チワン族やヤオ族が住む地域にある美しい棚田です。棚田の一段一段は小さく見えますが、実は人の背丈ほどもあるんです。そのため最大傾斜はなんと75度!日本では絶対に見ることができないスケールですね。
周辺にはホテルがたくさんあるので、ぜひ一泊することをおすすめします。特に高台にあるホテルなら、朝早く起きて山頂で朝日を見ることができますよ。少数民族の方が背負子で荷物を運んでくれたりと、ほどよく観光地化されているので、安心して観光を楽しめます。桂林からのアクセスは車で約2時間です。
蘆笛岩を探検してみる
全長2kmの巨大な鍾乳洞です。これまで日本で見た鍾乳洞のどこよりも広くて圧巻ですね。色とりどりのライトアップが施されていますが、これは賛否両論あるところ。ツアーガイド付きでしか回ることができませんが、その分詳しい説明を聞きながら見学できます。
桂林観光の基礎知識
■ 日本からのアクセス
上海経由と北京経由があり、所要時間はいずれも約6時間です。
■ 旅行のベストシーズン
秋(9月~11月)がおすすめです。特に9月は桂花(キンモクセイ)の最盛期で、街中が良い香りに包まれます。川の水量も多く、漓江下りに最適な時期ですね。ベストシーズンでも曇りの日が多いのが特徴です。
■ 治安
良好です。安心して観光を楽しめますよ。