南米ペルーは、かつて世界最大級のインカ帝国の中心地として繁栄した歴史ある国です。現在では世界遺産マチュピチュをはじめ、古代文明の神秘とアンデス山脈の雄大な自然が織りなす絶景で、世界中のバックパッカーや旅行者を魅了しています。本記事では、ペルー旅行で絶対に体験したい魅力的な観光スポットと楽しみ方をご紹介します。
経済的に遅れているというイメージがありますが、実は16世紀まではインカ帝国という世界最大級の帝国の中心地だったんですね。その後スペインの植民地となり、今ではバックパッカーに人気の観光地として知られています。
マチュピチュを探検してみる

標高2430メートルの高さにある空中都市です。まだまだ謎多き遺跡で、なぜ造られたのか、当時の生活などは未だに解明されていません。周辺のジャングルと併せて世界遺産に指定されており、観光シーズンは乾季の5月頃~9月頃がおすすめですね。クスコ発のツアーで日帰りか1泊するプランが人気です。
かつてのインカ帝国の首都クスコを散策してみる


インカ帝国の首都として、当時は世界の中心地でした。16世紀にスペインの植民地となってスペイン風の建物が建てられましたが、地震でそれらは全て崩れ、元々あった石組みの建物だけが残ったんです。アクセスは首都リマから飛行機で約1時間と便利ですね。
ハイラム・ビンガム号でアンデスの雄大さを体験してみる

贅沢志向の方におすすめなのが、ペルーの列車の旅です。アンデス山脈の雄大さを堪能しながら、マチュピチュまで行くことができます。運営はあのオリエント急行だけあって、サービスは100点満点!列車に乗る前には、ペルーの民族舞踊が見れて、走行中もフォルクローレの大合唱をしたり、コース料理とワインが振る舞われたりと、値段は高いですが、その価値は十分にあります。
アルパカやリャマと触れ合ってみる
ペルーのそこかしこにいるアルパカやリャマ。アルパカは荷物を運んでくれたり、毛皮は服になり、さらに脂は燃料になるという、とてもありがたい動物なんです。お土産におすすめなのが、アルパカの毛を使ったマフラーやぬいぐるみですね。
サン・ペドロの祭りに参加してみる
毎年6月29日に行われるお祭りです。キリスト教の聖人の一人、聖ペドロの記念日で、聖ペドロは漁師だったため、漁師の守護聖人として親しまれています。漁業を生業とする海岸沿いの町では盛大な祭りが開催されるので、この時期に訪れるとお祭り気分を味わえますよ。
ナスカの地上絵を上空から眺めてみる
古代ナスカ人が描いた巨大な地上絵です。紀元前2世紀〜6世紀に描かれたと考えられており、直線や幾何学模様のほか、動植物や日常道具も描かれています。空からでないと全体像を把握できないため、セスナでの遊覧飛行が一般的です。アクセスはリマから長距離バスで約7時間ほどかかります。
ペルー旅行の基礎知識
■ 日本からのアクセス
ロサンゼルス経由、ダラス経由、アトランタ経由などがあり、所要時間は乗り継ぎを含めて21時間ほどです。
■ 旅行ベストシーズン
5~9月(晴れの日が多く温かい乾季)
■ 言語について
一般の人はあまり英語を話せませんが、観光地では多少通じます。
■ 主な観光都市
・クスコ:インカ帝国の旧首都
・リマ:首都。歴史と自然を同時に楽しめます。ここを拠点にマチュピチュへ行く人も多いですね。
