ヨルダンの観光スポット:

人類の歴史を変えたヨルダンの砂漠。ここには古代文明の驚異的な遺産が眠っています。中東の小国でありながら、ペトラ遺跡や死海といった世界的に有名な観光地を有するヨルダンは、歴史好きや冒険心溢れる旅行者にとって理想的な目的地です。砂漠という厳しい環境の中で花開いた古代ナバテア文明の足跡を辿り、現代でも息づく伝統文化に触れる特別な旅を体験してみませんか?

シタデルの丘とアンマン城を散策してみる

シタデルの丘からの眺望

地元の人の憩いの場となっている「シタデルの丘」では、休日に家族でピクニックをする人たちを多く見かけます。観光客にとっては、青い空にローマ遺跡の風景や街の眺望を楽しめる絶好のスポットです。登るのは少しきついですが、頑張って登った価値のある素晴らしい景色が待っています。

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死海のリゾートでリラックスしてみる

ペトラ遺跡の宝物殿

旅の疲れを癒してくれる死海のリゾート体験は、ヨルダン旅行のハイライトの一つです。海面よりも低い位置にある死海では、塩分濃度が高いため自然に体が浮かんでしまう不思議な体験ができます。一泊してゆっくりと過ごすことをおすすめします。

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ペトラ遺跡を探検してみる

「古代世界の8番目の不思議」と称されるペトラ遺跡は、まさに圧巻です。ペトラは紀元前、ナバテア王国の首都として、またエジプトとアラビア半島を結ぶ通商の中継地として栄えました。その後、海路の発達により衰退しましたが、残された遺跡の規模には本当に驚かされます。

最大の見どころは「インディ・ジョーンズ・最後の聖戦」の舞台にもなったエル・ハズネ(宝物殿)ですが、これはペトラ遺跡の始まりに過ぎません。深い山の中には古代ローマ時代の円形劇場、王家の墳墓、アド・ディール(修道院)などが点在しています。

砂漠の奥地にこれだけの巨大都市を築けたのは、優れた水の供給システムがあったからと考えられており、ナバテア人の高い土木技術には本当に驚かされますね。遺跡の入り口にはホテルやレストランもありますので、ゆっくりと探索できます。

砂漠なので1日の寒暖差が激しく、夏の日中は50度を超えることもあります。水分補給には十分注意してください!比較的過ごしやすいのは10月から4月です。ひたすら登り坂で日よけがないので、帽子やストール、水とウォーキングシューズは必須です。体力に自信がない方はロバタクシーもありますよ。

ヨルダン観光の実践的な基礎知識

■アクセス方法
日本からのアクセスは、アジア・中東各都市(ドバイ、アブダビ、ドーハ、イスタンブール)経由で14〜16時間です。ヨーロッパ経由だと17時間ほどかかります。乗り継ぎ都市でのショッピングも楽しめますね。

■旅行のベストシーズン
春(3〜5月)と秋(10月〜11月)がベストシーズンです。ゆっくり遺跡を見学したいなら、観光客が少ないオフシーズンの夏や冬もおすすめです。夏は35度以上まで気温が上がりますが、乾燥しているので日本ほどの不快さはありません。逆に冬は10度以下まで気温が下がることもあります。

■治安と安全対策
治安状況は比較的安定していますが、アンマンやアカバでは過去に高級ホテルを狙った爆弾テロが起きています。また、外国人女性に対する性的嫌がらせが報告されていますので、肌の露出を控えることをおすすめします。

■言語
公用語はアラビア語ですが、第二外国語である英語は首都や観光地で広く使われています。ただし、地方では英語が通じないことも多いので、簡単なアラビア語を覚えていくと現地の方々に喜ばれますよ。