東南アジアと聞くと、薄暗くて汚いイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなイメージを見事に覆してくれるのがブルネイです。
豊富な石油・天然ガスによる高い所得水準のおかげで、街はとても清潔で英語もよく通じるんです。女性の一人旅にもおすすめできる安全な国なんですよ。
今回は、そんなブルネイの首都バンダルスリブガワンを中心に、おすすめの観光スポットをご紹介していきますね。
美しいモスクを見学してみる

イスラム教国であるブルネイの見どころの一つが、美しい宗教施設です。写真の「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク」は「アジア最高のモスクの1つ」と称される王立モスクなんです。白いモスクと周囲の湖のコントラストが本当に美しくて、夜は幻想的にライトアップされます。ただし、観光客が中に入れる時間は限られており、女性は入る際に髪を隠す必要がありますので、事前に確認してくださいね。
王室の宝物を鑑賞してみる
王室所有の宝物を市民に無料公開している博物館「ロイヤルレガリア」は、なんとも太っ腹な施設です。黄金の玉座やスイスから贈られた高級腕時計、王様の戴冠式で使用された衣装など、見どころがたくさん。全部じっくり見るなら半日は必要ですが、その価値は十分にありますよ。
ジャングルを探検してみる

国土の6割が熱帯雨林で覆われるブルネイでは、国立公園「ウル・テンブロン・ナショナル・パーク」でのジャングル体験がおすすめです。空を覆うような熱帯植物の間を水上タクシーやロングボートで進んだり、鉄塔を登って壮大な熱帯雨林を眺めたりと、非日常が体験できるんです。できれば1泊して、ゆっくりジャングルトレイルやカヤックを楽しみたいところですね。特別な昆虫や動物はいませんが、手付かずの自然を存分に楽しめます。
水上集落を訪問してみる

世界最大の水上集落「カンポンアイール」には、なんと2万人もの住人が暮らしています!集落内にはモスク、カフェ、学校まであり、電気や水道も完備されているんです。ボートで路地のように入り組んだ高床式の住宅の間を進むのは結構スリリングな体験ですよ。ブルネイ人のお宅を訪問できるツアーに参加するのがおすすめです。
ローカルフードを味わってみる

活気あふれる「ガドン・ナイトマーケット」では、ブルネイのローカルフードが堪能できます。ぜひ試していただきたいのが、牛肉をココナッツミルクと香辛料で長時間煮込んだ「ルンダン」と、ココナッツミルク風味のごはん「ナシレマッ」です。マーケットは夕方5時頃から始まりますので、タイミングを合わせて訪れてくださいね。
豪華ホテルに宿泊してみる

ブルネイのホテルはヨーロッパに比べてかなりお買い得で、しかもゴージャスなんです。写真の7つ星「エンパイア・ホテル」は、大理石と金をふんだんに使い、ゴルフ場や映画館まで完備されています。それでいて1泊約2万円というから驚きですよね。ドバイの7つ星ホテル「バージュ・アル・アラブ」が1泊15万円なのを考えると、かなりお買い得だと思いませんか?
ブルネイ観光の基礎知識
◆ アクセス方法
日本からは香港経由やシンガポール経由で、所要時間は8〜9時間です。
◆ ベストシーズン
最も雨の少ない2月〜4月がおすすめの時期です。
◆ 治安について
治安がよく、熱帯特有の感染症もあまり報告されていません。ただし、イスラム教国なので、ノースリーブや短パンなど肌が露出する服装は控えた方がよいでしょう。
◆ ホテルの相場
- 5つ星ホテル:200ブルネイ・ドル
- 3〜4つ星ホテル:80〜90ブルネイ・ドル
- 安宿:15〜40ブルネイ・ドル
◆ 言語について
英語は広く通じますので、コミュニケーションに困ることはほとんどありません。
