南京のおすすめ観光スポット:中国の古都で孫中山の墓を見る

 

中国の古都・南京は、6つの王朝が都を置いた歴史ある街として知られています。多くの歴史物語の舞台となったこの魅力的な都市は、南京大虐殺の歴史ばかりが注目されがちですが、実際には歴史好きなら絶対に訪れるべき見どころが満載の古都なんです。今回は、そんな南京の魅力的なスポットや体験をご紹介します。

明末の繁華街「夫子廟」でお土産を買ってみる

夫子廟の街並み

秦淮河沿いにある人気観光スポットです。明末の繁華街を復元していて、当時の雰囲気を味わえますよ。明末は偉大だった中国が破綻し始めた時代でしたが、金持ちはまだ道楽に明け暮れていた、ちょっと憂愁漂う時代でもあります。ここ秦淮河は、日本で言えば「吉原」のような場所で、「秦淮八艶」と呼ばれる8人の遊女を生み出しました。

おすすめの楽しみ方は、秦淮河の建物がライトアップする夜に、屋台の食べ歩きをすることですね。科挙の試験場だった江南貢院や孔子を祀る夫子廟の史跡も一見の価値ありです。

夫子廟では、中国風のアフタヌーンティーが楽しめます。伝統的な茶文化を体験しながら、ゆったりとした午後のひとときを過ごしてみてください。

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古い民家の宿泊体験をしてみる

南京の街並み

伝統的民家の外観

今、中国は空前の民宿ブームなんです。特に古い民家を改築した民宿がインテリ層に人気を集めています。ひときわ人気なのが、「花跡酒店」。伝統的な民家を改築していて、江南建築特有の爽やかな涼しさを体験できますよ。夫子廟と老門東に近いので、食べ物にも困りません。

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朝天宮の古建築を見学してみる

朝天宮の建物

明代に文武百官が朝廷での礼儀を学んだ場所です。江南地方に現存する明清代の古建築で、最大規模かつ保存状態が最も良好なんです。現在は南京市博物館として活用されており、10万もの文物が収められています。朝天宮の入口で開かれる骨董市も有名ですよ。

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大報恩寺遺跡公園を散策してみる

大報恩寺遺跡公園

明の皇帝「朱棣」が建てたお寺の遺跡に作られた公園です。南京の仏教文化を芸術のように展示しています。

朱棣は本妻の子ではなかったため、本来は皇帝になる資格はありませんでしたが、「自分は正妻の子だ」と嘘をつき、クーデターを起こして皇帝になりました。大報恩寺は、本当の母に詫びるために建てたお寺とされているんです。歴史のドラマを感じられる場所ですね。

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鶏鳴寺で桜鑑賞をしてみる

鶏鳴寺と桜

南京で最古の寺院の1つです。特に桜の開花時期が美しく、多くの観光客で賑わいます。寺院付属のレストランの精進料理が有名なんです。近くの玄武湖とあわせて訪問するのがおすすめですよ。

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「南京大牌档」で伝統料理を味わってみる

南京大虐殺紀念館

南京の人気レストランです。中国風の店内には提灯が飾られ、二胡の生演奏もあります。屋台風に料理が並んでいるので、実物を見て注文できるのも嬉しいポイント。食事時は大混雑なので、時間をずらして行きましょう。紹興酒を飲みながら、「蟹黄湯包」などの江南の伝統料理を楽しめますよ。

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南京大虐殺紀念館を見学してみる

南京大虐殺を記念した博物館です。歴史的な資料が豊富で、当時の新聞記事、被害者の証言、加害者の証言など、英語と日本語に翻訳されているので、外国人もとても見やすくなっています。南京大虐殺について中国がどのように理解しているかを把握できる重要な施設です

観光の基礎知識

日本からのアクセス
日本から直行便で約3時間半です。上海経由でのアクセスも便利で、高速鉄道を利用すれば上海から約1時間で到着できます。

旅行ベストシーズン
夏は暑く、冬は寒いので、春と秋がベストシーズンですね。特に3月から5月、9月から11月は気候が穏やかで観光に最適です。桜の季節である3月下旬から4月上旬は特におすすめです。

治安について
特に危険ではありませんが、「南京大虐殺紀念館」のような歴史的に敏感な場所では日本語を控えめにするのが無難でしょう。一般的な観光地では親切な人が多く、安心して観光を楽しめます。

歴史と文化が息づく南京、ぜひ一度足を運んでみてくださいね!