イタリアで一番金持ちの都市、ミラノ。そのためか、道を歩く人の表情も心なしか自信に満ちています。数え切れないほどの洋服や雑貨が集う、まさに買い物天国!今日は、そんなミラノのおしゃれ観光スポットを紹介します。おしゃれして行かないと自己嫌悪になりますよ(笑)
ファッションの聖地ミラノは、歴史ある建築物と最新のデザインが融合した魅力的な都市です。ドゥオーモ大聖堂の荘厳な美しさから、プラダ美術館のモダンアート、そして世界遺産のヴェローナまで、多彩な魅力をお楽しみいただけます。この記事では、ミラノを満喫するための厳選スポットと実用的な旅行情報をお届けします。
ドゥオーモ大聖堂を見学してみる
ミラノのシンボルであるドゥオーモ大聖堂。レースのような繊細な装飾は他の教会では見ることができません。
ドゥオーモ大聖堂周辺は買い物で外せないスポットです。Via Torino通りとVia Dante通り、そしてアーケードが美しい「Galleria Vittorio Emanuele II」を散策しましょう。高級ブランドからZaraやOther Storiesなどのファストファッションまで揃い、ショッピング好きはここだけで一日過ごせます。セール時期は人、人、人の山になります。
フリマで掘り出し物を探してみる
ミラノ最大のフリマ「East Market」(公式サイト)。月一度開催され、個人が出品しています。プラダなどの高級ブランドのヴィンテージもあるので、バイヤーも駆けつけるほど。会場にいる人までおしゃれです!
Stock Houseと呼ばれるアウトレットで半額以下で買えることもあります。ただし現金しか受け付けないところがほとんどなので注意が必要です。
プラダ美術館を見学してみる
プラダ所有の美術館「プラダ財団ミラノ」。1910年代築の蒸留所を改築しています。
展示品は地味でグロテスクですが、入場料無料な上、豪華なパンフレットまでもらえるのは、さすがプラダ!という感じですね。
コモ湖でリゾート気分を味わってみる
湖の周りに50以上の美しい町が点在する地域。通勤用フェリーに乗って、お金持ちのヴィラを見学しましょう。おすすめは「Villa del Balbianello」と「Villa Carlotta」です。
カフェでのんびりしたり、自由市場を回ったり、水辺の小道を歩いたりして、最後は夕日とイタリアワインで乾杯!移住したくなります。花が咲く春が特におすすめです。
世界遺産「ヴェローナ」の町をめぐってみる
ミラノからの日帰りツアーにおすすめです。シェークスピアの「ロミオとジュリエット」のモデルが、ここヴェローナに住むカプレーティ家の娘です。彼女が実際に住んでいた家が「ジュリエッタの家」として観光地化されています。
また、ヴェローナのシンボルが「アレーナ・ディ・ヴェローナ」という円形競技場。コロッセオそっくりです。登るとヴェローナが360°見渡せます。夏はここでアイーダやカルメンの野外オペラが開催されているので、分かる方にはおすすめです!(私には無理ですが)
「ドロミーティ」でトレッキングしてみる
ミラノから4時間で着く、山岳愛好家の憧れの地。3000万年前に地殻変動で隆起した海底の地層が、氷河に侵食されて形成された独特の生態系が見られます。2億6500万年前の海洋生物の化石が見られる地層もあるそうです。
人気の遊び方は「ドロミーティ街道のトレッキング」。最高峰のマルモラーダ山をはじめ、3000m級の山々やガルデナ渓谷、ボルドイ峠、ミズリーナ湖など見どころが尽きません。ベストシーズンは6月〜9月です。
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名画「最後の晩餐」を鑑賞してみる
ダヴィンチの名画「最後の晩餐」は教会の壁画なので、日本で見られることはまずありえません。近年修復されて色鮮やかになっているので、圧倒されます。ただし、数ヶ月前からの予約が必要なので注意してください。
ガリバルディ地区を散策してみる
今ミラノで最もおしゃれなショップが並ぶガリバルディ地区。2015年のミラノ万博を機に、大々的な再開発が行われました。
おすすめのショップは「10 Corso Como」。カフェ、本屋、ギャラリー、ホテルが入る最新型のショッピングモールで、植物が繁る中庭が素敵です。イタリアの最新デザインが体験できます。
実業家の豪邸を見学してみる
ミシン製造の実業家の豪邸「Villa Necchi Campiglio」。映画「ミラノ、愛に生きる」の舞台になった場所で、ミラノ・デザインウィークではインテリアデザイナーなどを招いてイベントも開催されます。
イタリア語、英語の内部ツアーが開催されています!「絶対見なきゃいけない場所」ではありませんが、私はこういう穴場スポットが大好きです。
ミラノのオプショナルツアーを選んでみる
歴史あるイタリアの道路は入り組んでいて、地図だけでは辿り着けません。個人で海外に慣れていないと、辿り着くのが難しいです。
電車やバスを乗り継ぎ、重い荷物を引きずって、地図を見ながら、ちょっと緊張しつつ目的地に向かう…目的地に着くこと自体が大変で、相当のエネルギーを使います。観光ツアーに参加すれば、行き帰りの煩わしさを忘れて鑑賞に集中できますね。ただし、ツアーは玉石混交なので選び方が重要です。
ミラノ旅行の基礎知識
日本からのアクセス
直行便で12時間半です。
ベストの旅行シーズン
4月~6月と9月がおすすめ。10月以降は雨が多く、寒くなります。
治安
凶悪犯罪は少ないですが、スリやひったくりはあります。ドゥオーモ前で勝手に鳩を肩に載せられ、写真を撮られて強制的に支払いをさせられる詐欺行為にも注意してください。
市内での移動方法
地下鉄が便利で、観光バスもあります。中心から郊外にはトラムが走っています。チケットは車内ではなく、タバッキで事前購入します。
英語のみで旅行できるか
主要な観光スポットでは通じますが、小さなお店ではほぼ通じません。
おすすめの宿泊エリア
- ドゥオーモ地区:交通、ショッピングにも便利
- ミラノ中央駅エリア:交通に便利、価格もリーズナブル
- ナヴィリオ地区:安くて美味しいお店が多い
宿泊費用:6,000円~20,000円程度