中国・四川省のもう1つの中心都市として知られる重慶は、三国時代に「巴」と称され、武を重んじる独特の文化が根付いている魅力的な都市です。成都市と比べると観光名所の数は少ないものの、2〜3日あれば十分に楽しめる見どころが満載。今回は、重慶を訪れたら絶対に外せないおしゃれな観光スポットをご紹介します。激辛グルメから絶景スポット、ユニークな体験まで、重慶ならではの魅力をたっぷりとお伝えしますね。
世界遺産の絶景を堪能してみる
世界遺産に登録された「武隆カルスト」。あの「トランスフォーマー4」の撮影場所としても有名で、野生動物も生息しています。結構規模が大きく、一通り回るのに5時間は必要でしょう。重慶からのアクセスは鉄道またはバスツアーで片道2時間半程度です。
洪崖洞で激辛重慶料理を味わってみる
2006年に建てられた観光名所。「千と千尋の神隠し」の油屋のような建築でしょ?これは「巴渝」と呼ばれる高床式の古い建築様式です。レストラン、ショッピング、劇場、ホテルが入っており、特にここでのナイトライフがおすすめです。
重慶の夏は灼熱なので、B級グルメも激辛!体の湿気を取り除くために激辛料理を食べます(このロジックはよくわかりませんが…)。
一番人気は、重慶発祥の火鍋。たっぷりの唐辛子、花椒、ニンニク、生姜を鍋底に使います。他にも以下のような名物料理があります:
- 「酸辣粉(スァンラーフェン)」- 酸っぱくて辛い麺
- 「毛血旺」- 鴨の血(!)を煮込んだ激辛料理
- 「陳麻花」- 揚げパンのような菓子
- 「麻辣湯(マーラータン)」- 好きな具材を激辛スープで煮込んだ料理
- 「重慶小面」- 少量の野菜を入れたシンプルな麺
長江索道で長江を横断してみる
長江にかかる全長1,166mのロープウェイ。1987年に作られたので、いろんな意味でドキドキします。乗り場は古ぼけたビルの中にあるので、ちょっと見つけにくいかもしれません(汗)。
重慶兩江國際影視城で1940年代にタイムスリップしてみる
民国時代(1940年代)の重慶を再現した場所。主に映画撮影に使われますが、一般公開もされています。住宅、法律事務所、ホテル、銀行などの建物が並び、大人でも十分楽しめます!映画館では、ここで撮影された映画も見ることができます。
重慶の基礎知識
日本からのアクセス
直行便で6〜7時間。北京や上海等で乗り継ぐこともできます。
ベスト旅行シーズン
春と秋がおすすめです。重慶は武漢、南京と共に「中国三大かまど」と呼ばれるくらい夏は灼熱なので、通気性のよい服、日傘や帽子、サングラスを準備していきましょう。冬は極寒にはなりませんが、厚手のコートが必要です。