中国四川省の省都・成都は、現代的なデパートが建ち並ぶ総府街の賑わいと、古き良き中国の伝統文化が見事に調和した魅力的な都市です。パンダの故郷として知られ、本場の四川料理や美しい自然景観も楽しめる成都は、多面的な魅力を持つ旅行先として注目を集めています。今回は、実際に現地を訪れた体験をもとに、成都の見どころを親しみやすくご紹介していきます!
成都博舎ホテルに宿泊してみる

清の時代の建築様式を取り入れたホテルです。中国のSNSで一番人気のホテルと言っても過言ではありませんね。門だけ古い建築が残っていますが、建物自体は新築なんです。今「成都で最もホットなバー」として話題のJing Barが併設されているのも魅力的。寛窄巷子から約3kmで、一泊2人で3万円ほどです。
四川中国茶を楽しんでみる

太古里にある茶室「謐尋茶室」。モダンな中国風インテリアがとてもおしゃれで、午後のひとときをカフェ感覚で中国茶を楽しめますよ。繁華街の喧騒を忘れて、ゆったりとした時間を過ごせるのが魅力です。
パンダに会いに行ってみる

パンダの将来を握っていると言っても過言ではない重要な施設「成都大熊猫繁育研究基地」。愛らしいパンダたちの姿は、見ているだけで心が癒されますね。朝の時間帯がパンダたちの活動時間なので、早めの訪問がおすすめです。
伝統的な繁華街を散策してみる



成都で話題の繁華街寛窄巷子。寛巷子、窄巷子、井巷子という3つの通りからなり、食べ物から民芸品まで何でもそろいますので、おみやげをここでゲットしちゃいましょう!夜市は大変混雑するので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。清朝時代の建築様式を再現した街並みは、歩いているだけでも楽しいですよ。
本場の四川料理に挑戦してみる

小龍翻大江 本格四川激辛鍋が味わえる、寛窄巷子の人気レストランです。入り口にある龍の彫刻がインパクト大!ちなみに、本場の四川料理を食べる時は、下痢を覚悟しましょう。油と辛さにやられるようです(笑)。住所は窄巷子28号です。

麻辣小龍蝦。見ての通り、激辛スパイスでゆでたザリガニです。見た目はちょっと驚きますが、辛さが病みつきになりますよ。大きなフライドチキンや、かき氷、インパクトのある臭豆腐など、色々なグルメをお祭り気分で楽しめます。臭豆腐は匂いが強烈ですが、慣れると癖になりますよ。
建築美術館を訪れてみる

日本の有名建築家・隈研吾と原研哉が手掛けた現代アートの美術館です。木材、竹、石材、四川の瓦などの自然素材を使っており、水、光、空気を常に感じながら展示物を見ることができます。建築そのものがアート作品のような美しさで、建築好きな方はぜひ訪れてみてくださいね。
九寨溝で絶景を堪能してみる

成都から飛行機で40分で行ける世界遺産です。底まで見える美しい湖が楽しめます。花見がしたいなら6月下旬〜7月、紅葉なら9月下旬~10月がおすすめ!成都から日帰りもできますが、5つ星ホテル「シェラトン・ジョウジャイゴ・リゾート」があるので、一泊するのがおすすめですよ。
秘境・稲城亜丁を冒険してみる

成都から飛行機で1時間半のチベット族自治州です。富士山と同じく標高3000m以上のところにあります。雪山、氷河、湖、森林、草原、古寺院、渓流が織りなす大自然は「地上最後の浄土」とも呼ばれているんです。ヤク肉も食べられますよ。成都からは2泊3日の現地ツアーが出ています。高山病対策をしっかりして挑みましょう。
観光の基礎知識
日本からのアクセス:直行便で6時間。北京、上海から乗り継ぐことも可能です。
市内でのアクセス:地下鉄が便利です。タクシーや滴滴(DiDi)も活用できます。
旅行ベストシーズン:気候がいい3月〜6月と9月〜11月。7月、8月は暑く雨も多いので、できれば避けた方がよいでしょう。

