フィリピン中部に位置するボホール島は、世界最小のメガネザル「ターシャ」や不思議な地形「チョコレートヒル」で有名な美しい島です。首都マニラから飛行機で約1時間半、セブ島からフェリーで約2時間とアクセスも良好で、手つかずの自然と豊かな文化が残る魅力的な観光地として注目を集めています。今回は、そんなボホール島の見どころを実際に訪れた体験を交えながらご紹介していきますね。
ボホール島と橋で結ばれたパングラオ島には、リゾートホテルが建ち並んでいます。その中でも砂浜が美しいと評判なのが、ホワイトサンドが約1.5kmも続くアロナビーチです。透明度の高い海と白い砂浜のコントラストは本当に美しいですね。
世界最小のメガネザルに会ってみる


ボホール島の「ターシャ」保護センターでは、世界一小さなメガネザルに出会えます。体長は10~12cm、体重は約120gで、クリっとした大きな目に大きな耳が特徴的ですね。一見ぬいぐるみと間違えてしまいそうなほど愛らしい姿は、まさにマスコット的存在です。実は映画「グレムリン」に登場するギズモや「スターウォーズ」のヨーダのモデルになったんですよ。
チョコレートヒルを探検してみる
ボホール島最大の見どころといえば、1000個以上の丘が連なる不思議な光景「チョコレートヒル」です。
サンゴの地盤が隆起したため大木が根を張ることができず、低木や草などのみが育つ環境となっています。そのため周りの景色から浮き上がるように見える独特な地形が生まれました。4月~6月ごろの乾季には草木が枯れて、特にチョコレート色が濃くなることからこの名前が付けられたんです。展望台からは360度のパノラマビューが楽しめますよ。
歴史ある教会を訪れてみる
バクラヨン教会は1595年、キリスト教の布教に訪れたスペイン人によって建てられたフィリピン最古級の教会の一つです(マニラのサン・オウガスチン教会、セブのサントニーニョ教会も同様に最古級)。教会の二階には博物館があり、スペイン統治時代の資料や宗教的な貴重品がそのままの形で展示されています。
地元のお祭りを体験してみる
Agbunan Festivalは6月28日に行われる、ダンスやパレード満載のエネルギッシュなイベントです。島の人々によって、島の伝統、農業、ライフスタイル、エコロジーが伝えられる貴重な文化体験ができます。
伝統舞踊を鑑賞してみる
フィリピンの代表的な伝統舞踊「バンブーダンス」は、ホテルなどで鑑賞できます。竹を使った軽快なリズムと踊り手の見事な足さばきは見応え十分です。
新鮮なシーフードを味わってみる
フィリピンでのシーフードは驚くほどリーズナブルな価格で楽しめます。カニやアワビはもちろん、巨大シャコやエイなど、日本では滅多に見かけない食材まで豊富に揃っています。新鮮な海の幸を思う存分味わってくださいね。
観光の基礎知識
フィリピンには多くの魅力的な観光都市があります。
マニラ:首都として多くの観光客が訪れます。
セブ島:世界有数のリゾート地として知られ、人口はマニラに次いで第二位です。
